ホーム > 小水力発電とは
小水力発電とは、河川の水をダムで堰き止めて貯水・調整するのではなく、一般河川、農業用水、砂防ダム、上水道などに流れる水のエネルギーをそのまま利用する数十kW~数千kW程度の比較的小規模な水力発電の総称として使用されています。
様々な場所において、小規模の流量・段差を活用して簡単に発電を行うことができます。
他再生エネルギーと比較すると、小水力は天候(日照時間、風速)に左右されにくく、発電効率が高いという特徴があります。
1.石油依存度の低減
化石燃料の代替エネルギー
2.エネルギーセキュリティに寄与
半永久的な純国産エネルギー、緊急用電源としてセキュリティに貢献
3.地球温暖化防止に貢献
発電過程でのCO2排出ゼロ
4.発電コストの長期安定性
発電原価は資本関係が大部分であるため、燃料コスト変動の影響が少ない
5.ローカルエネルギーとしての機能
開発が見込まれている発電所を平均すると、1箇所あたり4700戸程度の電灯需要をまかなうことが可能
6.自治体財政への寄与
固定資産税、住民税、水利使用料:地方自治体の財源となる
7.地域総合開発および地域産業の振興
水力開発による波及効果:治水・灌漑等の社会基盤整備の促進や地域産業の振興:雇用・需要の創出
我が国の主要なエネルギー源である石油・石炭などの化石燃料は限りのある資源です。原子力発電に利用されているウランも例外ではありません。3.11東日本大震災に端を発した福島原発事故以来、太陽光や水力、風力、地熱などのエネルギーは、資源が枯渇しない再生が可能なエネルギーとして脚光を浴びており、今や全国各地の自治体で導入に向けた動きが活発化しています。
再生可能エネルギーの導入は、原発依存からの脱却のみならず、カーボンオフ(CO2削減)も含めた環境効果や地域活力の増加にも寄与します。
1.CO2削減効果
自然エネルギーで発電した電気を利用すると、1kWh発電するのに0.4~0.5kg程度のCO2削減効果があります。
2.エネルギーの地産地消の実現
地域特有の資源を活用することでエネルギーの地産地消を実現することにつながります。
3.地域イメージの向上
新しい取り組みが注目を集めることにつながり、環境に優しく先進的な地域イメージが生まれ、地域住民が元気になるといった効果があります。
4.再生可能エネルギーへの理解向上と環境教育の推進
再生可能エネルギーが地域住民の身近に導入されることで、子供から大人まで資源の有効活用について高い意識を有することにつながり、次世代を担う子供たちの環境教育に大いに役立ちます。